「食事中にむせることが多い」「硬いものが噛みにくい」「飲み込みにくい」など、
食べ物を噛んで飲み込む「嚥下(えんげ)」の機能が低下すると、食事に支障が出てきます。
嚥下に配慮した介護食は、嚥下機能が低下した人の毎日の食事や健康を支える大切なもの。
食材をやわらかくするために、下ごしらえを工夫したり調理器具を駆使したり。
介護食は自分で作ると、手間や時間もかかってかなりの負担ですよね。
高齢の親のために作っているけど、毎食作るのは大変。
市販のものを取り入れたい！
初めてでどれを選べばいいのか分からない・・・
トモそんな人のために、やわらかくて食べやすい宅配弁当をご紹介。
選び方やサービス内容をお伝えします！
この記事を書いている人｜ミカトモのトモ
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介護食を選ぶ前に知っておきたいこと
介護食は嚥下機能の状態に合わせて、やわらかく加工したりとろみを付けるなど、
噛みやすく飲み込みやすくするなどの工夫がされています。
自分に合った食事を選ぶために、介護食の種類や基準などを3つお伝えしていきます。
嚥下食・介護食の種類
嚥下・介護食には「きざみ食」「やわらか食(軟菜食)」「ムース食」「ゼリー食」「ミキサー食」などがあります。
やわらかく調理したもので、噛む力や飲み込む力の程度に合わせて分類されています。
宅配弁当の嚥下食・介護食はどのタイプ？
宅配弁当で販売されているのは、「やわらか食」と「ムース食」が多いです。
それぞれの違いや特徴について説明します。
「やわらか食」
「ソフト食」とも呼ばれ、硬いものや大きいものが食べづらく、ものによっては飲み込みづらい人向けの食事。
歯ぐきや舌でつぶせる程度にやわらかく調理されたもので、
見た目は通常の食事と変わらず、本来の味や視覚でも楽しむことが出来ます。
「ムース食」
噛む力や飲み込む力が弱まっている方向けの食事。
舌でつぶせるやわらかさで、ミキサーなどでなめらかにした食べ物をゼラチンやゲル化剤で固めます。
食材やメニューの形に成形するなど、食欲を損なわないよう見た目にも配慮されています。
各サービスによって呼び方が違うこともあり、厳密に定義されたものではないのですが、
選ぶ時の目安や参考になればと思います。
ユニバーサルデザインフード(UFD)」も参考に
下の表は、日本介護食品協議会が介護食品の規格基準を設定した、ユニバーサルデザインフード(UFD)の区分表です。
嚥下・介護食の基準の1つで、嚥下機能の状態に合わせたやわらかさなどがとても分り易くまとめられています。
「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」などの表現は、宅配弁当の介護食の商品説明にもよく出てきます。
噛む力、飲み込む力の表現も参考に、自分に合うものを選びましょう。
※日本介護食品協議会より引用
「3つのポイントで選ぶ」宅配弁当の介護食
介護食を取り扱う宅配弁当サービスは複数ありますが、色々あってどれを選んでいいか迷いますよね。
自分に合うものを選び食事を楽しい時間にするために、お弁当を選ぶポイントを3つお伝えします。
1、自分に合った食べやすさ(やわらかさ)があるか
2、お試しで購入しやすいか
3、利用頻度に合わせて注文ができるか
1、自分に合った食べやすさ(やわらかさ)か
噛む力や飲み込む力が弱いと、硬いものや繊維質などの噛みずらく飲み込みずらいものは、
食事量の低下や誤嚥の危険性にもつながります。
逆にまだ噛む力があるのに食感を感じないと、食べていても楽しくありません。
自分の嚥下機能に合った介護食を選ぶことは、食事を楽しみ健康を維持するために大切な事です。
2、お試しで購入しやすいか
料理が口に合うかどうかは食事をする上でとても重要ですよね。
冷凍の宅配弁当は基本的に数日分をまとめて注文し配達してもらうというもの。
味や量ややわらかさが自分に合うかどうか、実際に食べてみないと分からない事もあります。
セット売りの数があまりに多いと、合わなかった時に食べ切るのがしんどいですよね。
初めて利用する人に送料無料などのお試し購入ができるものや、セット数が多すぎないサービスなどを利用して
自分に合ったものを選びましょう。
3、利用頻度に合わせて注文ができるか
お弁当の利用頻度によって、頼みたい食数は変わります。
毎日利用したいなど高頻度で利用する場合は、定期購入がお得になる場合が多くおすすめですが、
時間が無い時や疲れた時だけ利用したいなどの場合は、ストック分をその都度注文できた方が便利ですよね。
また、定期と都度購入どちらも可能であれば、ペースを掴むまでその都度購入して、
慣れてきたら定期購入に切り替えて利用することもできるので便利です。
介護食の宅配弁当おすすめ3選
宅配弁当の介護食選びの3つのポイントをクリアした、おすすめの3選をご紹介。
1、メディカルフードサービス【やわらか食】
2、ウェルネスダイニング【やわらか宅配食】
3、タイヘイファミリーセット【ソフト御膳】
それぞれのサービスの特徴や注意点も含めてお伝えしていきます。
1、メディカルフードサービス【やわらか食】
【メディカルフードサービス】 
のやわらかさは2段階です。
「やわらか食」
噛む力が弱い人向けに歯茎でつぶせるほどのやわらかさ。素材の原型や色、風味や栄養価もそのまま。
「ムース食」
噛む力が弱い人向けに舌でつぶせるほどのやわらかさ。素材の味や色を活かしたムースで味や見た目も楽しめる。
・やわらか食とムース食があり、やわらか食は通常・減塩・栄養強化の３タイプで選べる
・6食のお試しセットは何度でも注文できる
・定期購入と都度購入どちらも可
・医療、介護食専門メーカーが自社工場で生産。栄養管理や品質へのこだわりも強い。
・主菜1＋副菜3で対品種のおかずがあり、メニューも豊富
・今月のメニューを一覧表で確認できるため、何のメニューが届くか分かる(定期コース)
＼ 医療・介護食専門メーカーのやわらか食♪／
ボタンをクリックすると下の画面に↓
↑「やわらか食」「ムース食」をクリックすると詳しく見れます。
2、ウェルネスダイニング【やわらか宅配食】
ウェルネスダイニングの「やわらか宅配食」はやわらかさが3段階に分かれています。
「ちょっとやわらかめ宅配食」
口に入れやすいサイズで食材本来の食感を残しつつ、程よくやわらかめ。
「かなりやわらか宅配食」
原形を留めたままお箸で簡単にほぐれるやわらかさ。適度なとろみをつけるなど、口の中でのまとまりの良さにも配慮。
「ムースやわらか宅配食」
ムース状で、口の中で楽につぶせるやわらかさ。 彩り美しく、一品ごとにおかずそれぞれの味を楽しめる。
やわらかさの説明もしっかりとあり、イメージが掴みやすいですね。
・2段階のやわらか食とムース食があり、やわらかさを3段階で選べる
・初めてのお試しは送料無料、セット数は7食から
・定期購入と都度購入どちらも可、定期購入は送料半額
・管理栄養士がメニューを監修。栄養バランスが良く、見た目も良く毎日食べても飽きない味付け。
・アレルギーや苦手な食材がある場合は、主菜の肉や魚であれば事前の相談で別のメニューに差し替えが可能。
＼ 3段階のやわらかさから選べる♪／
上のボタンをクリックすると下の画面に↓
↑そのまま下にスクロールすると、やわらか宅配食が見れます。
3、タイヘイファミリーセット【ソフト御膳】
タイヘイファミリーセットのソフト御膳のやわらかさは2段階です。
「やわらか食」料理の見た目はそのまま、スプーンでつぶせるやわらかさ。繊維の多い食材は、細かく刻んである。
「ムース食」舌でつぶせるやわらかさ。やわらかいけれどべとつかず、口の中でのまとまりやすさに配慮。
・やわらか食とムース食の2つから選べる
・5食セットから購入できるので試しやすい
・定期購入と都度購入どちらも可、定期購入は送料無料
・お届け分のメニューと栄養価を確認できる
＼ 5食セットから購入できるソフト御膳♪／
上のボタンをクリックして、下の方までスクロールすると下の画面に↓
「ソフト御膳」をクリックすると介護食の画面に移動します。
最後に
嚥下機能の低下で食事に支障がある人にとって大切な介護食。
宅配弁当は栄養バランスが整ったものが多く、健康管理のために利用している方も多いです。
介護食の宅配弁当を利用することで、食事を安心して楽しみながら、健康にも配慮した食生活が送れます。
自宅での介護食作りの負担も軽くなることで、時間や心にゆとりもできますよ。
自分に合うものを探して、ぜひ活用してみてください。
